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#16 見た目ではわからない!?「かくれ肥満」


太っている、やせているという目安として一般的な数値は体重ですね。しかし本当の肥満度は体重に占める脂肪の割合、つまり体脂肪率で決まります。

人間の体は主に水分と筋肉と脂肪でできており、脂肪は体の保温、内臓を保護して正常な位置に保つといった大切な役割があるため、ある程度は必要なもの。しかし増えすぎると健康や美容を損うことになります。その中でも恐いのが内蔵脂肪型肥満、つまり「かくれ肥満」と呼ばれるものです。

「内臓脂肪」とは文字通り内臓の周囲についている脂肪のことで、同じ脂肪でも皮膚のすぐ下についている「皮下脂肪」とは区別されます。やっかいなのは、太って見えないために見過ごしやすいこと。しかも肥満が呼び込む生活習慣病の数々は、内臓脂肪型に限って強い関連性があるということが判明しているのです。


では「内臓脂肪」はどうやって測定するのかというと、CTや超音波(エコー)などの医療機械を使ってお腹の周囲の写真を撮り、皮下脂肪、内臓脂肪、それぞれの面積を計算します。残念ながら市販の体脂肪計ではお腹の脂肪だけをピックアップして測定したり、ましてや「内臓脂肪」と「皮下脂肪」を分けることはできません。

かくれ肥満は確かに外見では判断しにくいのですが、例えば中年に差しかかった男性が、昔からの細身の体型のままで腹の周りだけポッチャリしてきた、あるいはダイエットで体重減とリバウンドを繰り返した場合は、体重が逆戻りするときには筋肉ではなく主に脂肪だけが増えるので少しずつ内臓周辺や皮下に脂肪が蓄積するので、かくれ肥満が進行してることが考えられます。簡単な目安としては、ウエスト(cm)÷ヒップ(cm)で計算して女性で0.9、男性で1.0以上の場合はその可能性が高いといわれています。

一見健康的な体型で安心している人々に、急性心筋梗塞のような怖い病気を突発的に発症させるのが「かくれ肥満」。見た目だけではなく、身体の中から健康的な体型を維持したいものです。

● 内蔵脂肪を減らすダイエット方法は? ●

本当のダイエットとは筋肉の衰えを防いで基礎代謝量を高め、体脂肪を減らすこと。筋肉は年齢とともに落ち、代わりに体脂肪が増えています。かくれ肥満が少なくないのはこのためです。体脂肪の中でも内臓脂肪は運動によって減らしやすいので、ダンベル体操、エアロビクス、速足のウォーキング、水泳などの有酸素運動が効果的。週に3〜4回は行いたいものです。


有酸素運動とともにカギを握るのが食事と栄養素

内臓脂肪を落とすには、単に食事制限をして摂取カロリーを減らすよりも栄養バランスが大切です。食事を抜いたりすると飢餓状態に備えるため、かえって体脂肪を蓄積しようとして逆に体脂肪の多い身体になることも。三食きちんと食べ、足りない栄養素はサプリメントを使って上手にバランスを整えましょう。