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#42 鍛えれば若返る?!「脳年齢」




●「頭の良さ」をつかさどる前頭前野
最近物忘れが多い、人の名前が覚えられない……思い当たる人も多いのではないでしょうか。脳も体の一部ですから、青年期を過ぎると年々体力が衰えるのと同じく、その機能も低下していきます。ならば体と同じように脳も鍛えれば能力を維持・向上できるのでしょうか。実は近年の研究ではそれが可能だということが分かってきています。


人間の大脳は、前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉の4つの部分に分かれていますが、この中で記憶したり、創造したり、感情や行動を抑制するといった人間の理性をつかさどるのが前頭葉の大部分を占める「前頭前野」という部位。いうまでもなく、前頭前野はあらゆる動物の中で人間が最も発達しています。

この前頭前野を鍛えるにはいくつかのポイントがあるとされています。それは、手、口、言葉や数字を使うこと。具体的には趣味でものを作る・献立を考えて料理を作る・女性なら化粧をするといった創造的な作業をする、会話をする・笑う、そして文章の音読や簡単な計算を速く解くといったことです。こうしたことを繰り返していると、酸素を多く含んだ血液が前頭前野に送られて活発に働くことが分かっているのです。また、脳をさびつかせないためには抗酸化作用の高い栄養素の摂取も重要です。ビタミンC、ビタミンD、ベータカロチン、亜鉛やセレンなどがその代表的なものといえるでしょう。
 ところで、お気づきのようにこれらの行為は何も特別なことではありません。ではなぜ脳は衰えていくのでしょうか。

● 日常生活で脳を鍛えるには ●

ウォーキングを例に考えてみましょう。駅から家に帰るとき、恐らく大半の人は特に何も考えなくても帰り着くことができると思います。こうした動きは、脳の働きには作用しません。それは、脳は一度覚えてしまった動作に関しては最小限の労力でそれを実現しようとするからといわれています。それを実現しようとするからといわれています。一方で、何キロ歩くかを決め、地図で道を探して計画を立て、実際の道で曲がり角を探しながら歩くと、脳は活発に働きはじめます。つまり、普段なにげなく行っていることでも、ちょっと工夫をすれば脳のトレーニングにつながるということなのです。
脳を使うことを常に意識しながら日常生活で前頭前野をフル稼働させ、脳年齢を若く保ちたいものですね。