#43 「お酒との上手な付き合い方」

年末年始は忘年会、クリスマス、新年会などお酒の席が増える季節。
そこで、お酒との上手なつき合い方を考えてみましょう。
● お酒に強い人と、弱い人の違い ●
アルコールはほとんどが肝臓で分解されますが、その過程では「アセトアルデヒド」という悪酔い物資がつくられます。アルコールをアセトアルデヒドに分解する力は、すべての人がほぼ同様に持っているのですが、問題はアセトアルデヒドを無毒な物質である酢酸に分解する酵素。お酒に強いか弱いかは、この酵素が強いか弱いかの違いといわれています。ちなみに、これは先天的なものなので、残念ながら訓練しても変わりません。
自分がお酒に強いのか弱いのかを知るには、エタノールパッチテストと呼ばれる簡単なアルコール体質判定法を行ってみるといいでしょう。これはエタノール(アルコール)をガーゼなどにつけ、腕の内側など皮膚のやわらかいところに貼るだけ。約10分後にはがして、肌が赤くなっていたらアルコールに弱い体質、変化がなければ強い体質という目安になります。
■ 二日酔いを防ぐには
そうはいっても仕事のおつき合いだから仕方がないとか、いちいち単位を考えながら飲んでもおいしくない…という方もいることだと思います。そこで、少しでも二日酔いを防ぐ方法を挙げてみましょう。
一般的によくいわれる二日酔い防止の飲み方は、空腹で飲まないこと。アルコールの吸収が早くなるので、アルコールの血中濃度がすぐに上昇して肝臓に大きな負担がかかってしまいます。また、飲酒中も食事をしながらだとアルコールの吸収が穏やかになります。ただしアルコールはカロリーが高いので、食べ物を選ばないと太る原因にもなるので注意したいものです。
● 適量はどのくらい? ●
アルコール(酒類に含まれる純エタノール)が体内で分解される速度は、体重1kgにつき1時間にアルコール0.1g。個人差はあるものの、基本的には体重に比例するとされています。
ここで覚えておきたいのがアルコールの単位。これは20g前後のアルコールを含む酒類の量で、日本酒は1合、ワインはグラス1.5杯(240ml)、ビールは大瓶1本、焼酎(25度)は1.5杯(110ml)、ウイスキーはダブル1杯(60ml)が1単位となっています。つまり体重50kgの人にとって、1時間分解できるアルコール量は5gですから、1単位の分解速度は4時間。8時間後にアルコールを抜きたいのなら、2単位が適量ということになります。
覚えておきたいアルコールの1単位
・日本酒 1合
・ワイン 1.5杯(240ml)
・ビール 大瓶1本
・焼酎(25度)1.5杯(110ml)
・ウイスキー ダブル1杯(60ml)
■ point
● お酒に強いか弱いかは先天的なもの
● アルコールの分解速度は体重に比例
● 空腹時の飲酒はアルコールの血中濃度がすぐに上昇
お酒と栄養素の話
いくら気をつけていても、その日の体調などによって二日酔いになってしまう場合もあります。その際にはお茶に含まれているサポニンや、柿や玉子、牛乳などに含まれているシステインがアルコールの分解を促進してくれます。また、アルコールによる脱水症状の改善のためにも水分をしっかりと補給しましょう。
またお酒の席が続くと、きちんとした食事がとりにくくなって栄養のバランスも気になるところ。普段からバランスのよい食事、サプリメントによる栄養補給などを心掛け、楽しい年末年始を過ごしたいものですね。